クラッシャー上司はアスペルガー症候群?部下を追い詰めるクラッシャー上司の心理や対処法を解説!

会社で働きやすいと感じるかどうか?
仕事にやりがいを感じられるものであるかどうか?は
職場の人間関係、そして上司との関係も大きく左右されます。

良い上司の下で働ける職場環境なら良いですが
部下を精神的に追い詰めるような「クラッシャー上司」がいると
仕事が苦痛になってそれがひどいと会社に行きたくなくなりますよね。

ケイ
今回は部下を追い詰めるクラッシャー上司の特徴や心理、
そして厄介なクラッシャー上司の対処法を解説しますね。

そもそもクラッシャー上司とパワハラ上司ってなにが違うの?



「クラッシャー上司って何?パワハラ上司とは違うの?」

クラッシャー上司ってどういう存在の事を言うのかわからない、
クラッシャー上司とパワハラ上司の区別がつかない、という人も多いかもしれません。

パワハラ上司とは意図的に部下をいじめたり支配しようとする上司で、
クラッシャー上司とは自覚がなく無意識に部下を追い詰める上司の事を言います。


例えばクラッシャー上司は仕事で高い目標設定をして、
それを部下に課したり常に厳しい指導をすることで

部下がストレスを感じてしまったり、
ひどくなると心身のバランスを崩してしまうことがあります。

そんなクラッシャー上司には厄介なことに悪気はありません。
純粋に部下を育てたいと考えてはいるのですが

そのやり方が過剰であるため、知らず知らずのうちに
部下をだんだんと追い詰めてしまうんですね。

部下を潰したいと思っていなくても威圧的な態度や暴言を吐いてしまい
その結果、部下にストレスと恐怖を与えてしまうのです。

ケイ
クラッシャー上司とパワハラ上司の大きな違いは、
クラッシャー上司には部下を傷つけようという意図がないことなんです。

部下を追い詰めるクラッシャー上司の特徴と心理を解説



ここではクラッシャー上司の特徴と心理を解説しますね。

1・クラッシャー上司は仕事が出来て周囲から頼りにされている人が多い。


クラッシャー上司は基本的に仕事が出来て周囲から頼られる存在の人が多く
必要以上に仕事の効率、成果、利益などを追求する傾向があります。

そのために一緒に働く部下の気持ちを理解できない言動をとってしまう、
心無い態度や言葉をぶつけてしまうのです。

本体なら上司として失格ではありますが、仕事が出来て
会社にとって必要な存在とされているために対応が難しくなっているのです。

2・仕事で部下に完璧な結果を求める


クラッシャー上司はいつも完璧を求めるため部下の些細なミスなども許さず、
部下は失敗をしてはいけないというプレッシャーを感じながら働くことになります。

これでは息が詰まってしまい、本来のパフォーマンスが発揮できなくなります。

3・自分の意見だけ押し付けて、部下の気持ちを理解しない


クラッシャー上司は部下に自分の意見や考えを一方的に押し付けるくせに
部下の意見は聞かない、部下の気持ちを全然考えていない人が多いです。

「仕事に必要な事だけを伝えればよい。」と考えているので
部下が仕事が思うように進まなかったり、ミスをしてしまったりすると

部下を精神的に追い詰めるような言い方をしてしまい
その結果、社内の人間関係を悪くしてしまう事があります。

4・部下を褒めたり評価しない


部下が挙げた仕事の成果に対しても褒めることなく
辛辣な意見を述べることが多く、
時には人格を否定するような言葉を使うこともあります。

このため部下は自己評価が低くなり
仕事に対して自信を失ってしまうようになってしまいます。

5・承認欲求が強く自分の失敗を認めない


クラッシャー上司は常に自分の存在を周囲に認められたいと思っている上に
周りのアドバイスや意見を素直に聞こうとしないのです。

部下が仕事で自分とは違うやり方をしたり、意見を言ったら
クラッシャー上司は怒ったり、否定する言葉をぶつけたり意見を聞かなかったりするので
部下が委縮してしまい仕事に対して消極的になってしまうのです。

6・プライドが高く自分の失敗をなかなか認めない


クラッシャー上司に共通している部分で多いのが自分の失敗を認めないという点です。

仕事で自分が失敗をしてしまったり何か間違いがあっても
なかなか認めずに責任逃れをしたり、ほかの人に自分の失敗を押し付けようとします。

そんなクラッシャー上司のせいで職場の空気が悪くなったり、
働きづらさを感じて離職してしまう部下なども出てしまいます。

クラッシャー上司とアスペルガー症候群の共通点



クラッシャー上司とアスペルガー症候群の特徴には
いくつかの共通点があります。その共通点をご紹介しますね。

1・他人の感情を理解しにくい


部下がどのように感じているかを考えずに
厳しい言葉を投げかけたり、無理な要求をしたりします。

この結果、部下がストレスを感じることが多くなってしまうのです。

これはアスペルガー症候群の人々も他人の感情や表情を
読み取るのが苦手なことがあり同じ共通点と言えるのでしょう。

2・ルールや規則にこだわり、柔軟性に欠けることがあります。


仕事の進め方や目標達成の方法に対して、自分の考えを
押し付けがちになり部下にとって窮屈に感じられることがあり

アスペルガー症候群の人々も決まったパターンやルーチンを好む傾向があります。

3・コミュニケーションに問題を抱えていることが多い


具体的には指示や意見の伝え方が一方的であったりしますので
部下が混乱したり不安を感じたりすることがあります。

アスペルガー症候群の人々も相手に伝えるべき情報を
的確に伝えることが難しい場合があるのでここの部分も共通してると言えるでしょう。

4・自己中心的な思考を持つことが多く部下の意見や気持ちを軽視しがち


自分の興味や考えに集中するあまり、
他人の意見に耳を傾けるのが難しいことがあります。

このためにチームの和を乱し、部下との信頼関係を損ねてしまうのです。

アスペルガー症候群の人々もな滋養に自分の考えに集中すると
人の話や意見に耳を傾けなくなってしまいます。

これらがクラッシャー上司とアスペルガー症候群の主な共通点となります。

クラッシャー上司が職場に与える悪影響



職場にクラッシャー上司がいると一緒に働くチーム全体だけではなく
ひどくなると会社にとっても損失を与えるようにようになってしまいます。

クラッシャー上司が会社に与える悪影響を解説しますね。

1・職場の空気が悪くなり生産性が落ちてしまう


クラッシャー上司が部下に対して厳しい言動で追い詰めてしまうと
部下は委縮して積極的に仕事をする気持ちや
自発的に行動するという気力がなくなってしまいます。

そのためにチーム全体で仕事を頑張ろうという活気もなく
業務の改善につながるような意見や提案が部下から出ることもなく
生産性はどんどん落ちていくようになります。

2・部下のモチベーションが上がらず会社を辞めてしまう事もある


クラッシャー上司は部下に対して常に高い要求を望み
失敗をしたら厳しく叱責をしたり、責任を押し付けたりしてしまう厄介な存在です。

そんな環境では部下が成長をすることは難しく

クラッシャー上司の元で精神的に追い詰められながら働いた結果
その会社で働くのが嫌になり退職をしてしまう恐れも出てきますし、
またメンタルに不調を起こして休職をしてしまう部下も出てくるかもしれません。

クラッシャー上司のせいで優秀な部下が辞めてしまうと
会社にも貴重な人材を失うという損失を与えるのです。


3・クラッシャー上司がいると企業のイメージダウンに繋がってしまう


職場でクラッシャー上司が部下に厳しく叱責していたり
大声で怒鳴っている所を社外の人が目撃してしまったら

コンプライアンスが遵守していないブラック会社だと思われてしまい
企業にとって大きなイメージダウンにつながります。

またクラッシャー上司のせいで退職を余儀なくされた元部下が
SNSなどでその映像や音声などを発信してしまったら

「ハラスメントが横行している会社だ」と炎上をしてしまい
企業にとって大変な損失を与えてしまうのです。

クラッシャー上司への対処法を解説



クラッシャー上司にはどのような対処をすればいいのでしょうか?

ここでクラッシャー上司の対処法をご紹介しますね。

1・クラッシャー上司に言われた事、された事を具体的に記録しておく


もしもクラッシャー上司にストレスを感じるような言動をされたら
具体的に記録しておきましょう。

いつどんなことを言われたのか?させられたのか?

理不尽で納得できない日々を録音したりノート(日付とともにペン)で
具体的に記載しておくことで後になって証拠として役立ちます。

例えばクラッシャー上司に言われた事やされた事が
もしかして就業規則に違反しているかもしれません。

そんな時に会社に報告して対応してもらうために日々の記録を残しておきましょう。

2・一人で悩まずに同僚・家族など親しい関係の人間に相談する


クラッシャー上司に受けた被害を親しい同僚や家族に相談しておくことも有効です。
もしも問題が大きくなり会社が事実確認や調査などをする際などに
同じ会社で働いている同僚の証言はクあなたの大きな助けとなってくれるでしょう。

3・クラッシャー上司の行動を会社に訴える


会社はそこで働く従業員が精神的、身体的に被害を受けることを放置すると
「安全配慮義務違反」に該当してしまいます。

このような法律がありますのでもしもクラッシャー上司から
日々苦しめられてる被害を受けているならば、

上司の言動を記録して、それを証拠として
会社に奉公して会社に対応してもらいましょう。

4・違う部署に異動してもらう


クラッシャー上司の下で働くのが限界なら
会社に相談して部署異動などをお願いしてみましょう。

クラッシャー上司と離れることが出来たらストレスもだいぶ軽減されますよ。

会社がクラッシャー上司の対応をしてくれなかった時にする事



クラッシャー上司は仕事が出来て会社から信頼されている立場の人が多いです。

もしも会社側がそんなクラッシャー上司の言動を見て見ぬふりをしていたり
隠蔽したり、あなたを助けてくれない可能性も0ではありません。

特に会社のコンプライアンス意識が低い場合はそういう恐れがありますし
実際に私が昔働いた職場がまさにそうでした。

そこで会社がクラッシャー上司の対応をしてくれない時の対処法をご紹介しますね。

1・労働局・労働基準監督署等に相談する


クラッシャー上司の被害を公共機関に相談することも有効な手段です。

全国にある労働基準監督署、労働局には「総合労働相談コーナー」が設けられており
様々な働く問題についてどのように対応すればよいのか?アドバイスをしてもらえます。

ケイ
相談したことが外部に漏れることは決してありませんし、無料ですので
近くに労働局、労働基準監督署に行ってみるのも一つの手ですよ。

2・「安全配慮義務違反」で会社とクラッシャー上司を提訴する


2020年6月からパワハラ防止法が制定され
今は会社に求められる安全配慮義務が厳しく問われている時代になりました。

パワハラ行為は明らかに不当ですので会社にパワハラ被害などを訴えても
何も動いてくれないという行為は「安全配慮義務違反」となり

会社と、クラッシャー上司本人に
安全配慮義務違反で会社に損害賠償請求をすることが可能です。

「会社に相談したけど全然動いてくれなかった。」

「クラッシャー上司によってメンタルに不調をきたして働けなくなった」

「会社を辞めたけどすぐに転職ができない、働きたくてもしばらく働けない」


などの場合は会社に対して提訴をすることも視野に入れましょう。

3・そんな会社はさっさと辞めて転職をする


私は以前働いていた会社でパワハラ上司によって長い間悩まされました。
会社に相談したのですが結局解決につながらずに転職をして環境を変えたのですね。

その結果、心身ともに落ち着いて環境を変えてよかったと心から思いましたし
仕事のモチベーションややりがい、また人間関係も以前よりずっと快適になりました。


クラッシャー上司、パワハラ上司を野放しにしている会社とは
さっさと見切りをつけて新しい環境で伸び伸びと働くことを考えましょう。

まとめ



今回は職場のクラッシャー上司の特徴や心理、対処法を解説しました。

クラッシャー上司は部下にストレスを与えるだけではなく
職場の雰囲気を悪くさせて結果的に会社全体の生産性にも影響を及ぼす危険な存在です。

ケイ
もしあなたが職場でクラッシャー上司になやまされているのなら
この記事でご紹介した対処法を試してみてくださいね。

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