話しやすい優しい人やわかりやすく仕事を教えられる人が
教育係になると思われるかもしれませんね。
ですがただ仕事を教えるのが上手かったり優しいだけでは
新人を上手く育てられるというわけではありません。
目次 関連
教育係を任される・選ばれる人の特徴
1・知識や経験を持ち仕事の取組みが見本となる人
仕事の経験や知識が豊富な人は教育係に選ばれると思われがちですが
たとえ仕事が出来ても会社での言動などに問題がある人は
教育係になっても新人に悪影響を与えてしまいます。
仕事に対しての姿勢や考え方が新人の見本になる
職場での人間関係が良好でビジネスマナーがしっかりとできている
そういう人が会社で教育係に選ばれるのです。
2・優しさと厳しさを両方兼ね備えている人
新人にはつい優しく接してしまいたくなりますが、
会社で仕事を教える立場ですので優しすぎてはいけません。
ですが、いつも厳しい態度でいると教えれる新人が委縮してしまいます。
優しさと厳しさを兼ね備えている人が良い教育係と言えるのです。
3・相手に立場になって考えることができる人
わかりやすく仕事を教えられる人は
相手が仕事を理解できるにはどのように教えればいいか？
客観的に考えて新人に的確なアドバイスをします。
4・ある程度のコミュニケーション能力が備わっている人
コミュニケーション能力が備わっている人は
新人が仕事で分からないことを聞きやすい雰囲気を作ったりと
安心して学べる環境を提供できます。
そして仕事の息抜きに雑談などをしてあげることで
新人をリラックスさせる役割も担います。
教育係に選ばれない人の特徴
1・人見知りをしてしまう、コミュニケーション能力が低い人
人見知りをしてしまい仕事の説明がなかったり
質問にも上手く答えられないと、新人が育ちません。
教育係はある程度人見知りせずに人と話せる
コミュニケーション能力が必要となるのです。
2・忍耐力がない、すぐ感情的になる人
私が以前勤めていた職場の話ですが、
同じ部署で新人の教育係だった人が
すぐ感情的になり怒ってばかりいたため
新入社員が辞めてしまったのを実際に見たことがあります。
誰だって慣れないうちは仕事が遅かったりミスをしてしまうものです。
教育係はそこで焦らずに優しくサポートできるかどうかが求められるのです。
3・相手の「できない気持ち」を理解できない人
一度仕事の手順を説明すれば理解してできるようになるだろう。
説明しても仕事を覚えられないのは「物覚えが悪いからだ」
と、決めつけてしまう人も新人の教育係に適していません。
4・自分の仕事で手いっぱいで余裕がない人
自分が抱えている仕事が手いっぱいの人は
自分の仕事も新人の教育も中途半端になってしまいます。
5・他人に対して興味がない人
周りの事に無関心だったり他人に興味がない人も教育係に選ばれません。
ちゃんと熱意をもって新人に指導することで
新人も早く仕事が出来るように頑張ろう！と思えるのです。
教育係を辞めたいと思う理由
1・教育係はストレスを感じる時もある
新人が思うように成長していないと
自分の指導が悪かったのではないか？と悩む時もあるでしょう。
教育係は、自分だけでなく他人の成長も背負っているために
その重圧がストレスの原因につながることがあります。
2・仕事を教えるのは忍耐が必要
仕事を理解する速さは人によって違いますので
大変だと思うことも時にはあります。
私は昔印刷会社で働いていた事があるのですが
入社したての頃は仕事を理解するのが遅くて
教育係だった人に沢山迷惑をかけてしまい
数年後に自分が教育係となり新人に教えている時に
「大変だな・・」と感じたこともありました。
新人に仕事を教えるというのは時には忍耐が必要となります。
3・きちんとしたマニュアルがない会社もある
小大企業ならしっかりとしたマニュアルや新人研修があるかもしれませんが
中小企業や小さな会社ではそれらがないこともあり
教育係の負担が大きくなってしまいます。
教育係に選ばれたら一人で抱え込まずに同僚や上司に相談したり、
リラックスする時間を作ることで、ストレスを減らす工夫をしましょう。
リラックスする時間を作ることで、ストレスを減らす工夫をしましょう。
新人教育を上手く行うためにするべき事
1・目標を決める
新人教育をするときはまず独り立ちするためのゴールを明確にしましょう。
先ほど少しお話ししましたが私が印刷会社で機械の操作を教わっている時は
1年後に1人で複雑でない製品の印刷をできるようにする。
このような目標がありそこまでの過程・道筋がある程度
明確にされていたので比較的スムーズに仕事を覚えることができて
日々の成長を実感することが出来ましたし、
仕事に対してのモチベーションも保ち続けられました。
新人が早く一人前になるためにゴールや目標を決めることは大事です
2・仕事の目的を明確に教える
新人に仕事を与える時に「これやって！次はあれをやって！」
ただ、仕事をさせるのでは仕事に対してのモチベーションや理解度が深まりません。
「この仕事をすることでこういうことにつながっていくんだよ。」
なぜこの仕事をやっているのか？その意味をしっかりと教えてあげましょうね。
3・成長を褒めてあげる
新人さんの日々の成長に目を向けてできることが
一つ増えたらその都度褒めてあげましょう。
褒められたらモチベーションも上がりますし、
もっと頑張ろうという気持ちになりますよ＾＾
4・将来を見据えて小さな失敗は大目に見てあげることも大事
新人さんはだれでも最初はミスをしてしまうものです。
小さな失敗ならば大目に見てあげるようにしましょう。
細かいミスに対して指摘したり怒ってしまうと
新人は仕事に対して自信を失ってしまいますので
おおらかな気持ちで見守ってあげましょうね。
5・感情的に怒るのではなく叱ることを意識する
同じミスを繰りかえしてしまったり、教えたことを覚えてなかったりすると
どうしても感情的になって怒りたくなってしまう事もあるでしょう。
ですがそこでイライラせずにあくまで指導のために「叱る」ことを心がけましょう。
教育係を行うことで得ることができるメリット
1・教育係を通じてリーダーシップが身につく
新人の指導を行う中で、仕事の全体を見渡す能力が養われます。
これにより周囲から信頼される存在となり、
将来的なキャリアアップにつながる事となります。
2・教えることで自分も成長できる
人に仕事を教えることで改めて自分自身の業務を見直し
新たな学び、いままでの改善点に気づくことができるのです。
自分が得た（インプット）知識や経験を
他人に伝えることで（アウトプット）自分の成長にもつながるのです。
3・教育係を務めることで人間関係が広がる
新人との関わりを通じることで、仕事に対して新しい視点、
アイデアを得られることがありますし、周りに共有することで
周りから感謝されることも多いでしょう。
良好な人間関係は、職場の環境をより良くするために大いに役立ちます。
4・新人教育を上手く行うことで会社から評価される
新人教育は会社に貢献していますので評価も上がり周りからの信頼されます。
その結果、昇進、昇給など自分のキャリアアップにつながりますよ。
まとめ
教育係は、コミュニケーション能力をもち
信頼性、柔軟性、優しさを持ちつつ時に厳しく指導できる人が適任です。
そして教育係は大変だと思うこともありますが
教育係に選ばれることで、自分自身のスキルアップや
キャリア形成において多くのメリットがありますので
もしも会社で教育係に選ばれたら
キャリアアップのチャンスだと思ってチャレンジしてみましょう！
きっと新人の成長とともに職場での役割を充実させることができますよ＾＾
優しすぎる人や向いていない人が選ばれない理由を詳しく解説しますね。